老人性鬱病の症状
鬱病の克服
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■中学生のうつ病とその症状

うつ病は大人がかかる病気だと思われていますが、実は今、子供にも広がり始めています。小学生の約8%、中学生の約23%に、うつ病につながる「抑うつ傾向」があるという調査結果も出ています。

昨今増えている不登校児には、うつ病にかかっている子供も多いのです。適切な治療が行われなければ、他に様々な障害が起きたり、自殺に至ることもあります。また、うつの症状を持ったまま大人になってしまうと、社会生活をする上で支障をきたすことにもなります。

子供たちのうつ病の原因はまだ解明されていませんが、75%は、親子関係・友人関係・学校での状況など、ごく身近な人や物との交流の中での心理学的な原因によるといわれています。本人の体質や脳の異常が原因であるものはわずか6〜8%に過ぎません。

子供のうつ病は年齢によって症状が変わります。中学生では、頭痛や腹痛をしきりに訴え、コロコロと気分が変わりやすくなり、物事へのこだわりが多くなり、自殺について話すことが多くなり、友人に対する劣等感をもちます。そして登校拒否になって自分の部屋に閉じこもってしまいます。

憂鬱な気分は、健康な人だってよく感じることで、それだけですぐに病気だと判断することはできません。具体的な体の病気の初期にみられるだるさや、軽い意識障害をうつ病だと間違ってしまうこともあります。統合失調症(精神分裂病)でもうつ状態がみられますし、身近な人の突然の死や別れによって、反応性のうつ状態がみられることもあります。これらの区別は、素人では容易ではありません。

自分の子供がうつ病かな?と思ったら勝手に判断せずに、必ず専門医に相談しましょう。そして実際にうつ病だと診断されたら、焦らずに根気よく回復を待ってあげてください。いたずらに勇気付けたり、励ましたりしてはいけません。

うつ病になる子供は、大人の場合と同じく、責任感が強く、他人ではなく自分を責める傾向があります。ですから周りがあまり発破をかけるとそれが重荷となり、自分を追い込んでしまって、自殺…ということにもなりかねません。「ゆっくりゆっくりね」と声をかけてあげてください。子供の将来を具体的に考えるのは、子供の心が元気になってからです。

子供のうつ病は大人に比べて回復は早いのですが、再発率も高くなっています。側にいる家族や友人が絶えず見守ってあげる必要があります。

治療法として素人の私たちがまずできることは、その子供の生活環境の問題を一つ一つ確実に解消していくことです。家庭の中の人間関係を見直したり、友達関係や学校などでの悩みを子供と、面と向かってじっくりと話し合ってください。そして、子供自らがその問題を解決していくように促してください。

もちろん、専門医による薬物療法も、適切に行うことで効果が出ます。医師の説明をよく効き、本人も周りの人間も納得した上で、指示通りきっちりと服用することが大切です。

うつ病は、時間はかかるかもしれませんが、必ず治る病気です。まずは周りの人がそれを信じ、そして本人もそれを信じて回復に努めましょう。

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