老人性鬱病の症状
鬱病の克服
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■うつ病の初期症状

うつ病の初期には最初は具体的な体の不調を自覚します。眠れない、食欲がない、頭が重い、いつも疲れている感覚、動悸や息切れなどです。次に、今まで普通にしていたことがどんどん面倒になってきます。毎朝新聞を読んでいたのに読む気になれない、とか、外出するときも化粧をする気になれない、というかんじです。また、だんだんと服装が黒っぽくなってくるという統計も出ています。物事に対しての興味を失い、記憶力や判断力が低下します。それによって自信を失い、劣等感を抱き、自分を責めるようになります。

うつ病にかかりやすい人は、根がまじめで粘り強く、責任感のある人なので、状況の変化への無意味な取り越し苦労をしたり、他人に気を使いすぎたりすることから次第にうつ状態が進行していきます。他人に気を使うので、仕事はいつも通りにやり、人との対応にも平静を装うので、ぱっと見ではその人がうつ病だと気づかないことが多いです。

何ともないと思ってやり過ごしていると急に無気力になったり、寝込んでしまったりすることがあるので注意が必要です。

うつ病の発病には社会的原因が認められることが非常に多いです。その要因によって特殊な呼び方をするものがあります。いくつか例を挙げると、移民や強制収用などによって生活の根拠を突然失って起こる「根こそぎうつ病」、長く住みなれた家を離れたことによって起こる「引越しうつ病」、長いストレスから急に開放されたときに起こる「荷降ろしうつ病」などです。

ここで注目すべき点は、マイホームの新築・昇進・子供の結婚など、本来なら嬉しいはずのこともうつ病発病の要因になる、という点です。うつ病の原因はすぐ側に散らばっています。日々の暮らしに追われてばかりいるのではなく、自分自身をじっくりと見つめて、自分の気持ちやストレスをコントロールする機会を作れるといいですね。



■うつ病を克服しよう

うつ病克服のために重要なことはまず、「自分なんて価値のない人間だ」などという否定的な考えが出てきたときに、本当にそうなのではなく、「こんなふうに思ってしまうのはうつ病の症状なのだ」と理解することです。うつ病特有の、これら否定的な考えは医師や専門家の指導のもと、で適切な処置を受ければなくなっていきます。

またうつ病を克服するために自分ができることとして、次のことをやってみてください。きっと気持ちが明るい方向へ向きますよ。

  1. 自分が今苦しんでいることを家族や友人など周りの人に隠さずに言って助けてもらう
  2. 自分のことを良く理解し、客観的に見ることができる人(カウンセラーなど血縁でない人がよい)に相談する
  3. 自分がこなせる目標を決め、能力以上の責任を負わない
  4. たくさんの仕事は少しずつに分けて、その中で優先順位を決め、できるものから始める
  5. 激しすぎず、心地よいと思える程度の運動をする
  6. 芸術鑑賞やスポーツ観戦、社会活動に参加してみる
  7. うつ病の症状が回復するまでは転職・結婚・離婚・引越しなどの重要な決断はしない
  8. 否定的な考えが浮かんだら、努めて肯定的な考えに置き換える
  9. 今のこの苦しい症状は日ごとによくなっていく、と信じる

 

長い間のいくつもの要因が重なってうつ病は起こります。長い時間をかけてかかった病気は治すにもそれなりの時間がかかります。大切なのは焦らないことです。時間はかかるかもしれない、本当に少しずつかもしれないけれど、うつ病は必ず治る病気です。まずはあなた自身の意識改革から。そして恥ずかしがらず、ためらわず周りの人に自分の気持ちを打ち明けてみましょう。案外、打ち明けた相手も悩みを抱えているかもしれませんよ。あなたは一人ではないことに気づいてください。

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